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[完全版]巻き爪の切り方(図解も用いて解説)

※巻き爪の爪切りを始める前に※

炎症や腫れ、強い痛みなどがある場合、セルフカットを無理に行わず、病院で診ていただきましょう。間違った爪切りは、痛みや出血、化膿など症状が悪化する可能性があります。特に、重度な巻き爪の場合はセルフカットはより難しくなりますので病院やフットケアサロンのご利用をおすすめします。

巻き爪の原因

不適切な爪の切り方

実は、爪の切り方が間違っていることが原因で[巻き爪を作ってしまっている]ことがあります。

不適切な履物

サイズが小さい靴や先細りの靴、足の横幅よりも狭い靴などを長期間履くことにより、巻き爪になる可能性は高くなります。

爪の形の異常

切り方や履物などは関係なく、先天的に爪の形に異常があり、巻き爪になる方もいらっしゃいます。

外傷

爪の上に物を落としたり、踏まれたり、ケガをしたなど、外傷をきっかけに巻き爪になる方もいらっしゃいます。


巻き爪を切るのが難しい理由

深爪リスク

爪を深く切りすぎてしまうと、巻き爪が悪化する可能性がありますので、深爪は禁物です。

爪の形の調整

爪の形をどのように切るべきか迷うことが多いようです。角を落として丸く切るべきか、四角い形に切るべきかの判断が難しいです。

適切な道具の選択

一般的な通常の爪切りでは巻き爪を切ることは難しいです。巻き爪専用のニッパーを使用することをおススメします。

痛みの管理

切る際に発生する痛みをどうコントロールするのか。どう切れば痛くないのかの見極めが難しいです。

感染リスク

切る際に出血を伴うと感染リスクが高くなります。道具の消毒や切り口を清潔に保つ方法が難しいです。

自己処理の限界

爪を自分で切るとなると、爪を上から覗く形になります。しかし、巻き爪の程度や状態をハッキリ確認するには、爪を正面や横から見る必要がありますので、自分で処理をできる範囲に限界を感じられる方も多いようです。

爪の厚さと硬さ

巻き爪と一言で表現しても、爪の厚さによって対応は変わってきます。爪が分厚い場合は硬さも伴いますので、ニッパーでも切りにくいことがあります。分厚い爪を無理やり切ろうとすると、根元から爪が割れる可能性もありますので危険です。

時間がかかる

セルフケアは特に時間がかかります。セルフケアでなくても、巻き爪の状態を見極めることやニッパーの先端を使って細かく切り進める必要がありますので、時間がかかります。

再発の恐れ

皮膚に食い込んだりしている場合、食い込んだ先端を除去すると痛みはすぐに治まりますが、根本的な改善に至っていない場合は巻き爪が再発する可能性があります。


おススメの爪切り

巻き爪のカット、足の爪のカットには凸刃(写真 真ん中)もしくは直線刃(写真 左)の爪切りが適しています。

一般的な爪切りというと、刃の部分がへこんだ凹刃(通常の爪切り)が多いと思います。

爪が厚くなっている場合や巻き爪の程度が少しひどい場合には、通常の爪切りだと切りにくかったり、無理に切ると爪にヒビが入る可能性がありますので、ニッパー型の爪切りがおススメです。

※複数人で共同で使う場合は特に、使用する度にアルコールなどで消毒しましょう!


爪切りのタイミング

手の爪は個人差や季節にもよりますが1日約0.1mm、1ヶ月で約3mm伸びます。足の爪は手の爪の半分の成長スピードと言われており、1ヶ月で約1.5mm伸びると言われています。ですので、足の爪を切る頻度は1ヶ月に1度くらいで十分です。お風呂上りだと、爪が柔らかく、切る時の負担が少なくなるのでおススメです。


正しい爪の切り方

基本的にはスクエアオフと言われる四角形の角を取った形にします。

①指先と同じくらいの長さで爪を一直線にカット
②爪の角を1~2mm程カット
長さは長すぎると靴の中で圧迫され肥厚爪の原因になる事もあります。さらに爪は足の指の骨の代わりに地面からの圧力を受ける働きがあるので、爪を短くする(深爪)と指先の皮膚が押し上げられて硬く盛り上がり、爪の成長の阻害となり、肥厚爪になる事があります。
角の切り過ぎも注意です。図の右のバイアス切りのように切り過ぎると、巻き爪や陥入爪になりやすくなります。切り過ぎを防ぐ為に角を取る際は爪切りで切るのではなく、下記のような爪ヤスリで削ることをおすすめします。

 

巻き爪の切り方(第三者が切る場合)

巻き爪のカットをする場合、まずは巻いてる爪の先がどうなっているのか指の正面から確認します。指を横から把持し、皮膚を引き下げるようにして持つと食い込んでいる部分がより見やすくなります。(以下の写真参照)

皮膚を引き下げた際、爪の先端が露出しないほど爪が皮膚に食い込んでいる場合は、カットをするよりも巻き爪矯正を考えた方がいいと思いますので、フットケアサロンで矯正をしていただくことをおススメします。痛いからといってそこをカットしてしまうと、次に爪が伸びてきた際に再度皮膚に食い込んで痛みが発生してしまいます。
皮膚を引き下げた際、巻き爪の角が確認できればそこをカットしますが、ここも切り込み過ぎないようにすることがポイントです。切った後は切り口をヤスリで丸く整えます。ヤスリで整えないと、伸びてきた時に皮膚に刺さり痛みがでる場合がありますので、できるだけ滑らかにしましょう。

 

巻き爪の切り方(自分で切る場合)

身体が硬くて足先に手が届きにくい、目が悪くて爪先が見えにくいなどがある場合は、爪切りやニッパーで皮膚を傷つける可能性が高くなりますので、時間はかかりますがヤスリを使って削ることをおススメします。
ご自身で切る場合は、写真のように爪を上からしか見ることができないため、巻き爪の程度を把握することが難しいのが特徴です。食い込んだ爪の先だけではなく、深爪をするリスクも高いので十分に気を付けながら、角だけを落とすようにケアをしてください。
爪を短く切りすぎることがより巻き爪の程度をひどくさせますので、ある程度爪を伸ばすことも対策になります。
ご自身でどのようなケアをすればいいかがわからない場合は、ドクターネイル爪革命Sieg大阪中央店にご相談ください。


巻き爪の悩みから解放されるために…

巻き爪のセルフカット(自分での処置)は応急処置的な役割であり、セルフカットだけでは巻き爪を根本的には治すのは難しいです。巻き爪になる原因は人それぞれ違いますので、ご自身の巻き爪の原因を知ることと、巻き爪を根本から改善させるための対策を知ることが重要です。「痛いけど我慢できる、いつか自然に治るだろう」と自己判断をするのは危険です。放置したことによって更に悪化するケースは決して少なくはありません。
巻き爪の治し方をインターネットで検索し、自分で治そうとしたら悪化させてしまったという方が多数ご来店されているのも事実ですので、ネット上の体験談を信じ込まないようにしてください。
一時的な改善ではなく、将来的に巻き爪による痛みに悩まされなくていいように、ご
自身の状況に応じて医師や専門家に相談することをおすすめいたします。


ドクターネイル爪革命Sieg大阪中央の巻き爪ケアとは

【ご来店から施術完了までの手順】

①足の状態確認・カウンセリング
足の状態を一緒に確認していただき、巻きの強さや、出血、腫れ、痛みの有無の確認をします。
巻き爪になった原因を見つける為、生活スタイルなどお伺いしながら探っていきます。状態と原因を確認後、今後のケアプランと料金の説明をさせていただきます。

②爪切りと爪掃除
巻き爪の巻き具合に合わせてカットをしていきます。巻き爪は爪と皮膚との間に角質などの汚れが溜まりやすく、それが圧迫して痛みが出現したり、そこに雑菌が繁殖して爪白癬になる場合があるので、綺麗にお掃除します。実はこの段階で痛みはかなり軽減します。

③状況に応じた巻き爪ケア
●矯正器具による巻き爪矯正が不要な方
爪切りとお掃除で痛みがなくなった場合や巻きの程度が強くない場合、爪の切り方と普段のケアでの改善を進めていきます。

●矯正器具による巻き爪矯正が必要な方
爪切りとお掃除をしても痛みが残る場合や巻き爪の程度が重度の場合、矯正器具によるケアを行います。

専用のワイヤーやプレートなど、巻き爪の状態や巻いている程度に合わせて矯正器具を選択します。施術後は、何の制限もなく普段の日常生活を送っていただくことが可能です。(病院での抜爪等は入浴を制限されることがあります)

 


ご自身の巻き爪について無料で相談してみる

以下の公式LINEを追加いただき、ご自身の巻き爪についてお気軽にご相談ください。シックネイルケアセラピストが無料の相談にのらせていただきます。
看護師さんなどで巻き爪の施術に悩んでおられる方もこちらのLINEから是非ご相談ください。
巻き爪ケアの方法や巻き爪矯正を学ぶことができるフットケア研修も随時開催しておりますので、公式LINEのフットケア研修ページをご覧ください。

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巻き爪に関する詳しい説明や施術動画はこちらから👉https://dr-nail-sieg.com/ingrown-nails/

お問い合わせ👉https://dr-nail-sieg.com/contact/


 

この記事を書いた専門家

ドクターネイル爪革命Sieg大阪中央
院長 文野ともみ

プロフィール
●シックネイルケアセラピスト®
●シックネイルケアセラピスト®養成校認定講師
●介護福祉士
●ケアビューティスト

2024.08.19